みなさん、台湾の小学生が放課後どのように過ごしているかご存知ですか?
私が台湾に行く際よく感じているのは「小学生たち大変すぎ!」ということです。
今回はそのことについて記事にしましたので、ご自身の学生時代やお子さんと比較してみてください。
注)筆者は台湾でも田舎の方によく行くため台湾全体の事情とは異なっているかもしれません。
台湾の教育事情
台湾の小学生と塾の関係
台湾の小学生の多くは、放課後に塾や学習施設に通っています。
小学校の下校時間が早いため、親が仕事で迎えに来られない子供たちが、塾のスタッフに送迎されて塾に通うのが一般的です。週にいくつもの習い事に通う子供も多く、英会話塾や学習塾が盛んです。共働き家庭が一般的なため、塾や学童、習い事への支出が家計の大きな部分を占めています。
台湾の小学生の放課後の過ごし方
放課後の過ごし方は大きく3つに分かれます。
- 家に直接帰る子供
- 学校の放課後預かり制度「補導班」を利用する子供
- 学習塾「安親班」に通う子供
多くの小学生が塾や学習施設で過ごすのが一般的です。
台湾の教育熱心さ
- 台湾は「PISA」でも急激にランキングを伸ばしており、教育熱心な国として知られています。
- 小学生の多くが塾に通うのは、親の教育への強い関心と期待が背景にあります。
- 塾通いは、良い成績を収めるための重要な手段と考えられています。
日本と比較した「文」と「武」
日本では文武両道という考え方が一般的であるのに対し、中国や台湾では異なります。それは「文」は「武」より優れているという考えです。そのことから台湾での三国志の人気キャラクターは諸葛孔明です。日本では戦国時代の頃から文武に優れた関羽が人気ですよね。むしろ「前線に出ず口しか出さない孔明はけしからん」と思われていたそうです(近代に入りその考えも変わったそうですが)。
台湾の共働き世帯
台湾では就学児の両親の約75%が共働きです。日本の60%に比べてかなり高いことがわかりますね。そのため放課後でも家に親がいないことが多いことから塾に行く子が多いとも聞きました。これについては共働きだから塾に行くのか、塾に行くのが当然だからその費用のために共働き世帯が多いのかどちらなのでしょうか。
平日の過ごし方
学年や曜日でも異なりますが一例として紹介します。
8〜15時 学校での授業
15時過ぎ 塾の先生が学校に迎えに来て塾まで送迎。その後は塾で勉強
〜 18時 親の迎えにより帰宅
これでは友達と遊ぶ時間がほとんどないですよね。
現地で聞いた子供の声
現地で一番よく聞く意見が「疲れたからもう書きたくない」ということです。
中国語には「繁体字」と「簡体字」の2種類があり台湾では「繁体字」をしようしています。
繁体字・・・従来より使われている漢字のこと
簡体字・・・従来使われていた漢字を簡略化した文字のこと
例えば日本語で使う漢字の「国」「豊」をそれぞれで表すと
簡体字・・・「国」「丰」
繁体字・・・「國」「豐」 と書きます。
このことからも繁体字は簡体字に比べて画数が多いことも疲れる原因の一つであると考えられます。そもそも日本語に比べたら全てを感じで書くことはかなり疲れることですね。ひらがなやカタカナがあってよかった・・・。
最後に
以上が台湾の小学生の放課後の過ごし方と教育事情についての概要です。 台湾の教育熱心さが窺えるかと思います。
学習時間が長いのはやはり全てを漢字で表記し画数が多いことが原因ではないかと感じましたね。
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